あやうく週7勤務… ドイツで働いてみたけど別に効率的ではなかった話

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ローカルな旅と南デンマークを愛する北欧ツアーコーディネーター。毎日をちょっと特別に。

    仕事に行きたくない……。

    最近、残念なことに週末だけが唯一の癒しになっています。

    先週1週間は遅くまで働きっぱなしで、帰ったら寝るだけの生活してました。あれ、こんなはずじゃなかったのに。なんで日本にいた時と変わらない生活してるんだろう?

    終電逃して1時間に1本しか来ない深夜バスで帰らなきゃいけないってなんだ?

    ということで、今回はドイツの接客業で働いてみて「ドイツの働き方=効率的」説が私の中で崩れた話をします。

    ※あくまで個人の体験談です。

    ドイツで働くことの理想と現実

    ドイツは、日本に比べて働き方が効率的かつ合理的だと言われています。ドイツの労働システムからして事実だし、私もそういう風に働けると思っていました。

    短時間で成果を出して、たくさん休む!

    Work hard Play hard! 

    そう思ってました(二回目)

    だから、仕事が残っていてもプライベートを重視して定時で帰る……はずでした。しかし、実際に働いてみると全然そんなことないことに気が付きました。

    もっと言うと、たいして日本と変わりがないと思いました。そもそも接客業は、一般的な企業とは一線を画してるところがありますのでなんとも言えませんが。

    ハンブルクで働き始めて1週間にして、私の理想論はあっさり終わったのです。

    周りに気を遣って帰れない環境

    そろそろ具体的な話をしましょう。私が働いているのはオープン間近のレストランです。いわゆるオープニングスタッフってやつです。

    そこで問題になっているのが、やたら拘束時間が長いところ。

    今はレストランが本格オープンする前の準備期間なので、スタッフ全員が同じタイミングで来て研修が終わり次第解散という流れなのですが、いまのところ全員が労働時間が8時間を超えても残っています

    「え、8時間超えるの普通じゃね?」

    「自分はいつも10時間働いてますけど?」

    そう思った方、毒されてますよ。それに慣れてちゃまずいです。

    基本の労働時間は1日10時間から12時間。あれー、ドイツ人は定時になったら即帰るって聞いてたんだけどなー……。

    ここで働くみんながなぜ帰らないかというと、他の人が働いてるのに自分だけ帰るのが悪い気がするから。

    ブラックかよ。同調圧力かよ。

    そう思わずにはいられません。

    ある日、終電がなくなりそうだったので上司に伝えた時の上司の返答を書いておきます。

    「えっでもまだみんな働いてるよ?」

    当たり前のように言われました。繰り返し言いますが、日本じゃありません。サービススタッフは、私以外に日本人はいません。まさかドイツでその言葉を聞くとは、思ってもみませんでした。

    その日は上司の不満げな顏を見ながらもなんとか帰してもらえましたが、他の日はなんとなく言い出しづらくなって、終電を逃しても深夜バスで帰ったりしていました。

    いいのか、これで?

    突然の休みなし宣言

    先週にいたっては、水曜になって突然「今週末は忙しくなるから休みなしだよ」と言われる始末。なぜかそれを甘んじて受け入れる周りのドイツ人同僚一同。

    ええ……(困惑)

    いくら忙しいとはいえ、いきなり言われても困ります。すでに立てていた予定は、当然キャンセルですからね。

    同僚のひとりは、旅行の計画をすべて中止することになって泣いていました

    どう考えてもおかしい。結局金曜の夜になって、上司から「みんなの頑張りのおかげで週末は休みです」という伝達がありました。喜ぶ一同。それでも、キャンセルした分の部屋の空きもお金も戻ってきません。

    いやいや、最初にひたすら厳しくして突然優しくなるブラック企業的教育か。かるーい感じで人の予定を狂わせるの迷惑すぎる。

    圧倒的に薄い時間の使い方

    そりゃ、オープンに向けて最後の詰めを、というのはわかります。忙しい時期に働く時間が長くなるのは仕方がないと私も思います。だけど……

    1日約10時間の拘束時間のうち、何もしてない時間が多すぎる

    一部のミーティングに参加するメンバー以外のたばこ休憩、ただおしゃべりしてるだけの時間。ある時は、2時間近く待たされて、携帯をいじっているだけ。何のための時間?と言いたくなります。

    私が思う「仕事における効率」というのは、短時間で仕事の成果をあげることです。

    それはまったく感じられません。

    たとえば店内の掃除。お客さんもいないのに、同じテーブルをホコリっぽいからという理由で何回も違う人が拭きます。窓拭きはなぜか3人でひとつの窓を担当するし、1回すべてセットしたテーブルを片付けてまたセットすることも。

    全体的に、この作業必要だったの?ということが本当に多いです。結果的に拘束時間が長くなるんですね。

    やるべきことはたくさんあるはずなのに、無駄な作業をはさむせいで無駄に時間をとってしまっていう。

    きっとみんなその気になれば、その日の仕事はさっさと終わらせることができるでしょう。でもやらないのです。

    なぜか反発しない同僚たち

    不思議なのが、この何もしていない時間を無駄だと言っている人が少ないことなんですよね。

    私は納得がいかないので同僚に聞いてみました。

    新樹みか
    あんまり言いたくないけどさ、待つ時間って必要あるのかな?早く終わらせて帰りたくない?
    ドイツ人同僚
    帰りたいけど、この待ってる時間でも給料は払われてるからね。好きなことできるからいいかなー。

    典型的な時間労働者っぽい発言。

    考えはわからなくもないんですが、単に時間もったいなくないですか。だったら他のことやりたくないですか。それに職場で携帯いじるのと自宅でリラックスしながら携帯いじるのは全然違うから!!!

    でも意識が低いのはこの人だけじゃなくて、職場全体にこんな雰囲気が広がっています。ドイツ人でも日本人でも関係なく、環境でしょうね。

    ここではみんながひとつの作業を丁寧にしすぎています。というか、やることがないと思われるのが嫌だからひとつのことに時間をかけている印象です。

    テーブルを違う人が何回も拭くのもそうだし、窓ふきもそうです。

    自分だけサボってると思われたくないからやる的なやつでしょうか。ドイツでそこまで人の目を気にするのも意外でした。

    環境が人を良くも悪くもするのだなと思います。

    でも、どうせ明日にはまた埃かぶって同じところ掃除するのにそこまでやる必要ある?

    こんな職場もあるよということ

    冒頭でも言いましたが、私のいる職場はドイツではおそらく一般的ではないでしょう。スタートしたばかりなので、マネージャー側も手探り状態なのだと思います。

    ただ、時間内に仕事を終わらせられるような流れをマネジメントが出来たらいいよね、って話。日本では同じサービス業でもわりと定時で帰れていた身からすると、この働き方はまったく効率的じゃない。

    ただの愚痴に見えるかもしれません。
    実際、書きなぐりました(笑)

    ドイツ=理想の働き方ができる!と勝手に思い込んでいたので、今まさにギャップにやられているところです。

    まあ短期間だけなのでそんなにプレッシャーもなく、ドイツ語のいい練習にはなってるかな。

    この状況に甘んじるか、他の道を切り開くかはまだ検討中。

    ではまた~