公共の冷蔵庫!?食糧廃棄を減らすドイツのフードシェアリング

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ローカルな旅と南デンマークを愛する北欧ツアーコーディネーター。毎日をちょっと特別に。

大学生の夏休み、コンビニでアルバイトをしていた時にずっと思っていました。毎日大量に廃棄される食品を、何かに使うことはできないかと。

自分の疑問に対する、ひとつの答えがフードシェアリングです。

先日、ベルリンのフードシェアリングフェスティバルに行ってきました!

foodsharing0

ドイツのFoodsharingという団体のイベントで、誰でも自由に参加が可能です。

ボランティアによって運営されており、食材や使わなくなった洋服を置いて行ったり、食料廃棄に関するワークショップやヨガをやったりするゆる~いイベントでした。

今回はたまたま見つけたので行ってみたのですが、そこで会った人が説明してくれたフードシェアリングのコンセプトが興味深かったので紹介したいと思います。

「フードシェアリング」とは?

その名の通り、自分の家で使わない食品や廃棄になるはずの食料を、必要な人にシェアすることです。

食べ物を無駄にしないための動きは欧州を中心に行われていますが、これもそのひとつ。

シェアの方法についてですが、

  1. Foodsharingに余っている食品を投稿して、食料が必要な人が待ち合わせ場所か家に取りに来る
  2. 食料を街の公共の冷蔵庫に入れておいて、必要な人が自由に取りに来る

この2通りです。

ベルリンで今「〇〇があるから取りに来てね」と投稿されている場所は97箇所でした(参考:Food basket

foodsharing

ピンをクリックすると、場所別に余っている食品を見ることができます。

家に取りに来る場合は、事前にサイト上でコンタクトを取ってくれというところが多いですね。個人的にも家に来てもらうのは抵抗がありますが、冷蔵庫にものを置いていくくらいなら私にも出来るかも。

積極的に活動している人は“Foodsaver”と呼ばれるそうですよ。何故かカッコイイ。

ベルリンの公共冷蔵庫

ということで、早速ベルリンの街中にある冷蔵庫を探しに行ってきました。

見つけたのは、街の中心部にあるこの倉庫。

fridge

開けると、パンなどを置く棚と小さい冷蔵庫がありました。

bread

パンが多く、冷蔵庫にはあまりものは入っていませんね。夏だからでしょうか。

写真左にある紙に管理をしている人の名前が書いてあり、腐った食品などは定期的に取り除かれているようです。

ここを訪れた人はもちろん誰でも食品を持って帰っていいのですが、「食べる際は、自己責任でお願いします。」ともあります。
まぁそうですよね。

食品を置いていく際のルールもいくつかあり、生肉や、生クリームなどの入った食品は入れてはいけない、ポテトサラダは上の棚ではなく必ず冷蔵庫に入れるように(なぜポテサラだけピンポイント…)など。

普通の住宅街の少し入り組んだところに、こういった誰でも使える冷蔵庫があるというのが面白いですね。

食糧廃棄を減らすために

こういった取り組みをしているのはドイツだけではありません。

フランスでは2016年からスーパーマーケットで出た廃棄食品はフードバンクなどに寄付することになっているし、EU全体では2017年から2025年の間に食糧廃棄率を30%減らすことを目的にしています。

まだ使える食糧は捨てるのではなく、無償で提供する。持つ人と持たない人がお互いにハッピーになるし、賢いです。

日本ではまだまだフードバンクすら知られていなかったりしますよね。

来月はデンマークに滞在するので、コペンハーゲンにあるという廃棄食品のスーパーなども見に行きたいですね。

これからもどんどん海外で見たものをシェアして、日本に取り入れられるアイディアは取り入れたいなと思っています。

逆に日本でこういう公共の冷蔵庫やフードロス対策があれば、教えていただけると助かります!まだ私は見たことはないので……!

ではまた~