国土も人間関係もフラットな国、デンマークを実感したとき

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ローカルな旅と南デンマークを愛する北欧ツアーコーディネーター。毎日をちょっと特別に。

先日、東京のデンマーク大使館のオープンマーケットに参加したらしい母が、デンマークのスヴェイネ大使と会ったよ~!と意気揚々と報告してきました。

2017年は日本とデンマークの国交150周年なので、さまざまなイベントが開催されているのです。

妹にいたっては 大使とセルフィー撮ったwww と自撮り写真まで送り付けてくる始末。

うらやましすぎる。私だって大使に会いたかった!スヴェイネ大使は、母によるとかなり気さくな方だったようです。

しかしよく考えたら、イベントとはいえ一国の大使にこんな気軽に会えるのすごくないですか。

今回は、デンマークのフラットさ・平等さについて書いていきたいと思います。

平らな国デンマーク

デンマークは日本でいう九州程度の大きさで、国全体が平たいです。

観光用のサイトや本などでよく「パンケーキのような国」と表現されているほど。

自転車文化が発達しているのもわかります。

一番高い山は147m。Himmelbjerget(天の山)という立派な名前がついてます。

himmelbjerget

もはや丘レベルなのに、それを天の山!って呼んでるデンマーク人は ちょっとかわいい。

つながりに立場は関係ない

先生と生徒、上司と部下、先輩と後輩といった関係は、デンマークではあまり意味をなしません。

どんな人物なのか、職場であれば どれだけ仕事ができるかが大事です。

欧州全体が基本的にはそうですよね。

 

ただ、デンマークでは英語でいう Mr. 〇〇 とか Ms. 〇〇 みたいな敬称で呼び合うこともなく、初対面から名前呼びです。

私が留学していた高校の校長の名前がイェンス(Jens)というのですが、生徒のみんなからは気軽に”Hej Jens!!!“と話しかけられハイタッチしたりしてました。

めちゃくちゃカジュアル。仮にも校長先生なのにと最初は思いましたが、それが彼らには普通のようで。

 

授業中も、先生に対して生徒がズバズバ意見を言うスタイル。

年齢なども関係ありません。

きっかけがあれば、名の知れているデザイナーや建築家が、当たり前のように自分の友達になってくれる。

そして、とっても気さくなんですよね。

自分が誰であろうが、評価をされることをすれば認められます。

 

実際に暮らしてみるとわかるのですが、「社会的にすごい人=立場が上」ではない ということが社会全体に根付いているのがわかります。

デンマーク語にも丁寧語は一応ある

いくらデンマークでは人間関係がフラットだといっても、話し方次第では相手を不快にさせることがあります。

日常生活のちょっとしたことを丁寧に・遠回しに伝える方法も知っておくとナイスです。

下記リンクにいくつか表現が載っていますので、デンマーク語を学びたい方は見てみてください。

Being Polite in Danish 

デンマーク語の二人称(英語のYou)には、カジュアルなDuとフォーマルなDeがあります。ですが、敬称のDeは日常生活で使われることはほぼありません。

一応文法の本ではDuとDeが両方載っているのですが、デンマーク人いわく「Deを使うのは女王や、王家に関係する人に対してだけ」とのこと。

ドイツ語でも同じように敬称があって、ドイツでは結構ひんぱんに使われているところをみると、デンマークはやっぱりカジュアルだなと思うのでした。

親の教えがだいじ

このフラットな関係の根源は、家庭内での教育にあります。

高校留学時は1年間で3つのホストファミリーのもとで生活したのですが、どの家庭でも、子供と大人が対等に話すように教えられていました。

意見があれば言うし、大人もむげにしたりせずちゃんと聞くべきだと。

この 大人も子供のいうことを聞く というのが個人的には重要ポイント。

 

子供たちは、小さいころからそういう考え方が身についているので、大人の集まりの中でも堂々としています。

10歳くらいの子供が、他人に対しても自分の意見をしっかりと表現するところをたくさん見ました。

 

教育の可能性すごいな!!!と改めて思います。

 

この平等さは、デンマーク全体の民主主義にも通じているところはあるのですが、それはまた別の機会に。

 

ではまた~